卵胞期の検査

ホルモン検査

卵胞期は、ホルモンについて安定して測れる時期です。

 女性のホルモンの値は、月経周期で大きく変動します。 月経が始まってから5日目までの卵胞期は、ホルモンの基礎値がもっとも安定して測れる時期。 そこで、この時期にLH(黄体化ホルモン)FSH(卵胞刺激ホルモン)PRL(乳汁分泌ホルモン)E2(卵胞ホルモン)T(男性ホルモン)など、ホルモンの基礎値を調べます。

脳と卵巣とホルモンの関係
脳と卵巣とホルモンの関係

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子宮卵管造影検査

子宮卵管造影検査とは、子宮から卵管のかたちを映し出す検査です。

 子宮卵管造影検査とは、子宮卵管に造影剤を注入して、 その液が子宮から卵管へ流れていく様子をX線撮影する検査です。

 造影剤は、カテーテルという細い管を膣から入れて、それを通して子宮に流し込みます。 卵管の方にも流れていき、通常の場合、1日以内に卵管采から腹腔内へと流れて散らばります。

 すると、[子宮奇形][子宮筋腫]の有無などの子宮の中の状態や、卵管の閉塞の有無がわかるのです。 たとえば、卵管が正常であれば、X線撮影の結果、造影剤が細い卵管を通って腹腔内に出てくるのがわかります。 卵管に造影剤が見えない場合は、卵管が閉塞していることを意味します。卵管周囲の癒着もある程度予想がつきます。

検査時間は10分ほど。痛みの感じ方は人それぞれです。

 検査を行う時期は、妊娠の可能性のない排卵日前。当日の朝食は控えます。 内診台で診察のときと同じ姿勢をとり、腟内を消毒した後にカテーテルを使って造影剤を注入。 X線撮影を行います。腟内を再び消毒して検査は終了。所要時間は10分ほどです。

 この検査は「痛い」という人もいれば、「そうでもない」という人もいます。 造影剤が卵管を通るとき、痛みを感じる場合がありますが、感じ方は人それぞれ。 卵管が狭かったり詰まっていたりする人ほど痛みを感じやすいようです。

 検査後、抗生物質が渡されます。これは、子宮や卵管の細菌感染を予防するためのものなので、必ず服用しましょう。

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通気・通水検査

空気や水を通して卵管の詰まりをチェックでき、治療効果も得られます。

 卵管の状態を調べる検査です。 カテーテルという細い管を使って、 子宮口から子宮内に水(生理食塩水)を入れる通気検査、 空気(炭酸ガス)を入れる通水検査があり、いずれも卵管の詰まりを調べます。

 精度は、子宮卵管造影検査の方が確実ですが、 造影剤として使われるヨードに対するアレルギーがある人でも行うことができます。

 通気・通水検査は、水や空気を通すことで、狭まっていた卵管が広がって精子が進入しやすくなったり、 受精卵が移動しやすくなったりすることで、妊娠しやすくなるケースがあります。

 最近では、超音波に写る特殊な液体を通水検査に用い、卵管の通り具合を経腔超音波で確認しながら行う方法もあります。

通気・通水検査の流れ
通気・通水検査の流れ

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子宮鏡検査

小型カメラを使って子宮内部を調べます。

 子宮鏡検査とは、 子宮に直径3〜4mmの内視鏡を挿入して子宮の中を調べる検査。 カメラがとらえた映像は、モニターに映して見ることができます。

 この検査は、子宮卵管造影検査ではわからない、小さな[子宮内ポリープ]や子宮内の[炎症]、 子宮内腔の[癒着][粘膜下筋腫]なども発見できます。 [子宮内ポリープ]が見つかった場合は、カメラ付きの鉗子(かんし)を使って、 観察しながら除去することもできます。

 子宮鏡検査

ファイバースコープを使用する方法
硬性鏡を使用する方法

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腹腔鏡検査

お腹の中を内視鏡で調べる検査です。

 腹腔鏡検査とは、おなかに3〜5mmほどの小さな穴をあけて内視鏡を挿入し、 お腹の中を直接観察する検査。青く着色した水を子宮内に注入して卵管の通過性をみたり、 [癒着]などの異常がないかをモニター画面で観察します。

 子宮卵管造影検査で異常が認められた場合、不妊治療の期間が長期に及ぶ場合、 卵管の閉塞・腹腔内の癒着・[子宮内膜症]などが疑われる場合などに有効です。 欧州では「腹腔鏡での検査がされていなければ不妊症の検査は終わったとはいえない」 とまでいわれているほどポピュラーな検査です。

 これによって、経腟超音波検査や子宮卵管造影検査では見つからなかった卵管周囲の軽い[癒着]、 軽い[子宮内膜症]、[卵管水腫]などが発見されることがあります。 問題が見つかった場合、腹腔鏡下で手術をすることもできます。

 手術時間はおよそ30分。局部麻酔または全身麻酔をするため、2〜3日の入院が必要となります。 月経終了直後から、妊娠の可能性のない排卵までの低温期に行ないます。

腹腔鏡検査の様子

腹腔鏡検査の様子

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